散髪した。
いつもQBハウスに行く。
黙々と淡々とやることやってバツっと短く終わらせてくれるのがいい。
基本的に会話は無い。
切るときにこんな感じでお願いしますと写真を見せてそこからはだいぶ違う完成形になったとしてもまあ仕方ないか、ぐらいで終わる。
最初の会話以外はもう完了までスパッとやってくれるのがいい。
そんなQBが今日、
「もみあげは自然な感じでいいですか?」と聞いてきた。
「はい。」で終わったが、じわじわと違和感が込み上げてきている。
QBが喋ったこともそうだが、
まあ、QBでも会話をする人はいるからそんな気にならない。
気になったのは、
「自然」という言葉。
自然じゃない選択肢はなんだろう。
「いえ。不自然な感じでお願いします。」こう答える人がいるんだろうか。
そこまであからさまでなくとも、
「もう、バツっと真横にスパーンと切れるような感じでお願いします。」
これぐらいの要望があるんだろうか。
話が逸れるが、
もみあげはたしかに正面からはあまり見えない、頭髪のなかで占めてる部分も少ない。
それでも存在感がある。
もみあげでいじられることだってある。
小さいのに大きい存在。それがもみあげ。
話を戻すと、
「もみあげは自然な感じでいいですか?」という質問は、他の選択肢があまりに思いつかないので、「はい」以外が出てきづらい。
会話をしたい、あるいは希望を聞きたいなら「もみあげは耳のこの位置に合わせて揃えますね」など具体的にするか、
「希望ありますか?」と直接聞いてほしい。
切ってしまったら戻せない散髪というサービスだけに、
一応質問したました、応えられないけどっていうパターンも、もしかしたらのもしかしたら、あるかもしれない。
それでも不要なものはくっつけてはあかんなと思った。